Yukie Nishimura Official Website

Column|コラム

2015.03.30

福島での味噌作り

福島での味噌作りに参加させてもらうようになって今年で3年目。
毎年、3月11日の前後に行われています。
皆で集まって、一つのものを作る作業は心が静かになります。

「味噌を作ってきました」と周りの人に話すと、驚かれます。
「味噌って作れるんですね。スーパーで出来上がったものしか見たことがないです」
私もそうでした。
初めて自分で作り、出来上がった味噌を目にしたときの感動は忘れられません。

というわけで、
今月は、味噌作りの行程をご紹介。
まず、水につけた大豆を炊きます。

炊きあがった大豆。

塩と

麹を

混ぜます。

これは何をしているかというと、、、、

炊きあがった大豆を機械に少しずつ入れてつぶします。ひき肉みたいでしょ?

塩と麹につぶした大豆を加えて、ゆっくり混ぜます。
炊きあがったばかりの大豆はあたたかく、最高の手触り。

ボール状に丸める作業。

なぜ、このようなポーズかというと、、、

樽に詰める時に空気を抜くため。投げ入れるのがポイント!

ビニールと落としぶたをのせて、完成。

夏に天地返し(樽の上の方の味噌と下の方の味噌をひっくり返す作業)のために再び福島に向かい、
12月頃にできあがります。
美味しい味噌になりますように!