Yukie Nishimura Official Website

Column|コラム

2011.04.20

私たちから、笑顔になろう!


先日、「シーサイドピアノコンサート vol.13」を、
無事終了することができました。

今回は、私にとって特別なコンサートになりました。
ぎりぎりまで延期や中止の協議を何度も重ねました。

それでも開催を決めたのは、被災地から届いた声でした。

被災地にいる知人は「笑顔の写メを送って欲しい」と言いました。
「どこかで皆が元気でいることが、
自分たちの未来に希望を見ることができる」と。

ファンの方からもメールをいただきました。
「僕は、交通手段が無くコンサートに行けません。
それでもコンサートは開催して欲しいです。
その日、その時、鎌倉でコンサートをしていることが、
確かなものだと思えるからです」と。

今、私にできる事は何だろう・・・、
そこから生まれたのが、
“私たちから、笑顔になろう!”でした。

まず、みなさんに会える「シーサイドピアノコンサート」から始めよう。

しかし、正直なところ、客席の皆さんの顔を見るまで、
開催した事が正しかったのか、不安でした。
でも、待っててくれた皆さんの顔を見て、
開催を決めて、本当に良かったと、心から思いました。
たくさんの「ありがとう」のメールも、本当に嬉しかった。

当日、会場に募金箱を設けさせて頂いたところ、
191,582円
という、とても大切な金額を募金して頂きました。
本当にありがとうございます。
皆さんからご協力いただいた義援金は、責任をもって、
日本赤十字社へ送らせて頂きます。

そして、「シーサイドピアノコンサート」の中でも、
お話しさせて頂きましたが、
現在、約500台のピアノが被災していると聞いています。

2001年から、学校コンサートや病院コンサートをさせて頂いている
きっかけを頂いたのが、岩手県盛岡市の小学校でした。
ピアノに集まる子供たちや、
おじいさんやおばあさんの笑顔を取り戻したい。
今、自分なりの活動を始めようと思っています。