岐阜の盲学校でのコンサート。
毎年伺うようになって、今年で4年目になります。
生徒さんたちは、本当に感性が豊か。
演奏する曲目によって、表情がどんどん変わります。
楽しい曲の時はハジけるような笑顔、静かな曲では気持ちよさそうな微笑みに。
中学生の女の子と連弾をしました。
私がショパンの曲をアレンジしたムック本付きCD「誰でもショパン」から、
「別れの曲」を弾いてくれたのです。
私の隣に座り、はじめの音の場所を確認すると、スーッと背筋が伸びました。
驚いたのは、本番なのに緊張していないこと。
ほとんど演奏ミスもなく、生徒さんや父兄の方たちから大歓声を浴びました。
私が「緊張しなかったの?」と尋ねると、
「しなかった。気持ちよかったよ!」と。
最近の若者は(笑)緊張しないのだと、世代のギャップを感じてしまった私。
でも実は、今日のために猛特訓を重ねていたそうです。
涼しい顔で、さらりと弾きこなした彼女が美しく、
そして頼もしく思えた瞬間でした。
来年も、会おうね!
コンサートの後、代表の生徒さんたちが一人ずつ今日の感想を話してくれました。
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